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2021年12月

太宰治『グッド・バイ』の登場人物、あらすじ、感想

 『グッド・バイ』は、1948年に発表された太宰治の小説です。 朝日新聞社から連載小説の依頼を受けた太宰治が、不朽の名作『人間失格』を書き終えた後の、1948年の5月から書き始められた作品です。十三話から成り、そのうちの第一回から第十回までの原稿を朝日新聞社に渡した後、太宰治は愛人の山崎豊栄と玉川上水に入水し、自殺を遂げました。その後第十一回から第十三回までの原稿が残されているのが発見され、未完の […]

坂口安吾『桜の森の満開の下』の登場人物、あらすじ、感想

 『桜の森の満開の下』は、1947年に発表された坂口安吾の代表作です。 「桜の森は恐ろしい」と思われていた大昔の鈴鹿峠に住んでいた一人の山賊と、その山賊にさらわれてきた美しくも残酷な女との物語が描かれた作品です。 評価が非常に高く、人気もあり、しばしば日本の短編小説の最高傑作にも数え上げられる作品の一つで、これまでに映画化、舞台化、漫画家など、数多くの派生作品を生み出しています。 このページでは『 […]

坂口安吾『白痴』の登場人物、あらすじ、感想

 『白痴』は1946年に発表された坂口安吾の短編小説です。 坂口安吾は、太宰治、織田作之助らとともに、「無頼派」または「新戯作派」と呼ばれた作家の一人です。「無頼派」、「新戯作派」とは、人々の意識が急激に変化した戦後の社会の中で、それまでの既存の文学に対して、新しい文学を志した一派のことを指します。 戦前、それほど名前を知られていなかった坂口安吾は、前作である『堕落論』と、この『白痴』で脚光を浴び […]