CATEGORY

小林多喜二

小林多喜二『党生活者』の登場人物、あらすじ、感想

 小林多喜二『党生活者』は一九三二年には書き上げられていたようですが、時勢により、編集部は発表を保留していました。一九三三年に小林多喜二が拷問によって死去すると、同じプロレタリア文学の作家たちの協力を得て、伏字だらけの文章で、『転換時代』と題名を変えて発表されます。  1946年に、本来の題名である『党生活者』として、ようやく全文が発表されることとなり、その後は小林多喜二の代表作としてひろく読まれ […]

小林多喜二『党生活者』の詳しいネタバレあらすじ

『党生活者』トップ 一  私は、同志の須山とは一緒に帰らないようにしていましたが、須山は時々その約束を破りました。須山は、上田がヒゲに会えなかったそうだと言いました。ヒゲは私たちのリーダー的存在で、時間に遅れたことはほとんどありませんでした。  戦争が始まると、倉田工場という金属工場は六百人の臨時工を募集しました。私、須山、伊藤(女の同志)は、他人の履歴書を持って入り込みました。会社は四百人のクビ […]

小林多喜二『蟹工船』の詳しいネタバレあらすじ

小林多喜二作『蟹工船』の章ごとの詳しいあらすじを紹介するページです。 『蟹工船』トップ 一  蟹工船博光丸は函館の港で出発を待っていました。ここには船に乗ることでしか生計を建てられない人々が多く乗り込んでいました。  函館、秋田、南部の貧民窟から来た十四、五の少年たちが、その母親に見送られていました。  漁夫たちは、白首(売春婦)の話をしたり、菓子折りを持った沖売りの女をからかっていました。  炭 […]

小林多喜二『蟹工船』ってどんな作品?

 小林多喜二の『蟹工船』は、1929年に発表された、日本におけるプロレタリア文学の代表作です。この作品により、小林多喜二は当時の特攻警察によりマークされ、不敬罪で起訴されます。その後、数回に渡る逮捕にも屈さずに、日本の労働者階級のために作品を残し続けましたが、1933年の逮捕の際の拷問により死去しました。  戦時中は、発表が見送られたり、伏字だらけの文章で発表されることの多かった小林多喜二の作品で […]