MONTH

2019年8月

太宰治『斜陽』ってどんな作品?登場人物、あらすじを詳しく解説

 『斜陽』は、一九四七年に発表されました。太宰治が作家としての地位を既に築いた後に書かれたこの作品は、発売と同時にベストセラーとなり、没落した貴族のことを指す斜陽族という言葉が流行語にもなりました。現代では、『人間失格』と並ぶ、太宰治の代表作として広く知られています。 没落していく貴族の母、その母親を想いながらも、自分の中に母を弱らせる恐ろしい蛇がいると思うかず子、かず子の弟で阿片中毒の直治、直治 […]

ゴーゴリ『鼻』の登場人物、あらすじ、感想

 ウクライナ生まれの作家ニコライ・ゴーゴリ(一八〇九年〜一八五二年)の代表作の一つである『鼻』は、一八三六年に発表されました。 ペテルブルクに住む八等官コワリョーフの鼻が、ある日突然なくなる物語です。その鼻は、コワリョーフの髭をいつも剃っているイワン・ヤーコウレヴィッチの食卓に出たパンの中から出てくるというばかりか、五等官の格好をしてコワリョーフの前に現れ、元に戻るのを嫌がって、リトアニアのリガに […]