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坂口安吾

坂口安吾『アンゴウ』の登場人物、あらすじ、感想

 『アンゴウ』は、一九四八年(昭和二十三年)の短編小説です。坂口安吾は、無頼派や新戯作派と呼ばれ、太宰治や織田作之助らと共に、戦後における文学に新しい息吹を与えた作家の一人として知られています。  主人公の矢島が、戦死した親友である神尾の蔵書を、古本屋で見つけるところからこの小説は始まります。矢島がその本を買い、中を開くと、矢島と神尾が出征まで勤めていた会社の用箋が挟まっていて、そこには暗号と思わ […]