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谷崎潤一郎

谷崎潤一郎『卍』の登場人物、あらすじ、感想

 『卍』は、1928年から1930年にかけて連載された谷崎潤一郎の長篇小説です。常に他者からの崇拝を求め続ける令嬢・徳光光子を中心に、その光子に翻弄される三人の男女の、「卍」型の人間模様が描かれた作品です。 大阪、神戸を中心とする関西を舞台に、光子に愛情を捧げる既婚女性・柿内園子によって語られる一人称形式の小説です。己れの欲望を成就させるため、時に騙し合い、時に共謀しながら複雑に絡み合う四者の関係 […]

谷崎重一郎『卍』の詳しいあらすじ

谷崎潤一郎作『卍』の詳しいあらすじを紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※もっと簡単なあらすじ、登場人物紹介、感想はこちら(『卍』トップページ) 園子と光子の出会い  未亡人の柿内園子は、自分が関わった新聞沙汰にもなったある事件について、「先生」と呼ばれる人物に語り始めます。  以前、夫の他に恋人を持っていた園子は、その恋人について「先生」に相談し、非常な心配をかけていました。 […]

谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』の登場人物、あらすじ、感想

 『猫と庄造と二人のおんな』は、1936年(昭和11年)に発表された谷崎潤一郎の小説です。タイトルの通り、一匹の猫を巡って、その猫の飼い主である庄造という男と、その庄造の前の妻と現在の妻が織りなす人間模様が描かれた作品です。美しい日本語を書く谷崎潤一郎の小説の中でも、非常に読みやすく、入門書としてお勧めしたい作品です。 このページでは、『猫と庄造と二人のおんな』の登場人物、あらすじ、感想を紹介しま […]

谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』の詳しいあらすじ

谷崎潤一郎作『猫と庄造と二人のおんな』のあらすじを詳しく紹介するページです。 リンク ※簡単なあらすじはこちら(『猫と庄造と二人のおんな』トップページ) ※ネタバレ内容を含みます。 品子にリリーを預ける庄造  蘆屋の旧国道で荒物屋を開く石井庄造の妻・福子は、庄造の前妻である品子からの手紙を受け取りました。 庄造にその手紙を読まれないよう、他人の名前を使って書かれたその手紙の中には、庄造と暮らしてい […]

谷崎潤一郎『春琴抄』の登場人物、あらすじ、感想

谷崎潤一郎作『春琴抄』の登場人物、あらすじを紹介するページです。作品の概要や管理人の感想も。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 『春琴抄』の登場人物 春琴本名は鵙屋琴。文政十二年(一八二九年)五月二十四日生まれ。大阪道修町(どしょうまち)で代々続く薬種商の次女。幼い頃から容姿端麗であったが、九歳の頃に病気で盲目となり、当時丁稚(でっち)の少年であった佐助に手を引かれながら春松検校の家に通い、三味 […]

谷崎潤一郎『春琴抄』の詳しいあらすじ

谷崎潤一郎作『春琴抄』の詳しいあらすじを紹介するページです。ネタバレです。 リンク ※目次を開くとネタバレします。 ※もっと簡単なあらすじ、登場人物紹介はこちら 春琴と佐助の墓を訪れる「私」  「私」は、大阪のとある浄土宗の寺の墓へ行き、春琴の墓を見つけました。その墓は、春琴の本名である鵙屋(もずや)の墓が並んでいるところにはなく、寺から高台へ続く斜面の途中にあり、その隣りには、三味線の大家として […]

谷崎潤一郎『秘密』ってどんな作品?登場人物やあらすじを詳しく解説

谷崎潤一郎作『秘密』の登場人物、あらすじを詳しく紹介するページです。作品の概要や管理人の感想も。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 『秘密』の登場人物 私秘密の生活を持つことに快楽を感じ、人目のつかない浅草のある寺に住み始める。 T女かつて上海を旅行する汽船の中で「私」と関係を持っていた女。 『秘密』のあらすじ  私はある気まぐれな考えから、自分の周りにいる人々から遠ざかり、浅草にある真言宗のあ […]

谷崎潤一郎『刺青』ってどんな作品?登場人物やあらすじを詳しく解説

谷崎潤一郎の処女作である『刺青』の登場人物、あらすじを詳しく紹介するページです。作品の概要や管理人の感想も。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 『刺青』の登場人物 清吉人々に持て囃されている若い腕利きの青刺師。決めた人にしか青刺を施さず、構図と費用は自分で決める。針で刺される人々のうめき声を聞くのが好きで、美女の肌に自分の魂の作品を彫り込むことを夢見ている。 娘十六、七歳の清吉の馴染の芸妓の妹分 […]

谷崎潤一郎『痴人の愛』ってどんな話?作品の内容を詳しく解説

 1924年から1925年にかけて発表された谷崎潤一郎の長編、『痴人の愛』を紹介します。真面目なサラリーマンであった「私」(河合譲二)は、十五歳の女給だったナオミを引き取り、自分の理想の女に育てようとします。しかしナオミの淫蕩な本性が徐々に姿を現すにつれ、「私」はナオミの性的な魅力に支配されていきます。発表当時、このような奔放な女性(あるいはその生き方)をさす、「ナオミズム」という流行語が生みださ […]

谷崎潤一郎『痴人の愛』詳しいネタバレあらすじ

谷崎潤一郎作『痴人の愛』のあらすじを、章ごとに詳しく紹介するページです。 リンク ※簡単なあらすじ、登場人物紹介はこちら(『痴人の愛』トップページ) ※ネタバレ内容を含みます。 一  私は、八年前に浅草の雷門の近くのカフエエ・ダイヤモンドで給仕をしていたナオミに出会いました。その時彼女は十五歳で、私は二十八歳でした。「ナオミ」という西洋人のような名前の響きと、美しい顔立ちが私の気をひきました。   […]