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谷崎潤一郎

谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』の詳しいあらすじ

谷崎潤一郎作『猫と庄造と二人のおんな』のあらすじを詳しく紹介するページです。 リンク ※簡単なあらすじはこちら(『猫と庄造と二人のおんな』トップページ) ※ネタバレ内容を含みます。 品子にリリーを預ける庄造  蘆屋の旧国道で荒物屋を開く石井庄造の妻・福子は、庄造の前妻である品子からの手紙を受け取りました。 庄造にその手紙を読まれないよう、他人の名前を使って書かれたその手紙の中には、庄造と暮らしてい […]

谷崎潤一郎『春琴抄』の登場人物、あらすじ、感想

谷崎潤一郎作『春琴抄』の登場人物、あらすじを紹介するページです。作品の概要や管理人の感想も。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 『春琴抄』の登場人物 春琴本名は鵙屋琴。文政十二年(一八二九年)五月二十四日生まれ。大阪道修町(どしょうまち)で代々続く薬種商の次女。幼い頃から容姿端麗であったが、九歳の頃に病気で盲目となり、当時丁稚(でっち)の少年であった佐助に手を引かれながら春松検校の家に通い、三味 […]

谷崎潤一郎『春琴抄』の詳しいあらすじ

谷崎潤一郎作『春琴抄』の詳しいあらすじを紹介するページです。ネタバレです。 リンク ※目次を開くとネタバレします。 ※もっと簡単なあらすじ、登場人物紹介はこちら 春琴と佐助の墓を訪れる「私」  「私」は、大阪のとある浄土宗の寺の墓へ行き、春琴の墓を見つけました。その墓は、春琴の本名である鵙屋(もずや)の墓が並んでいるところにはなく、寺から高台へ続く斜面の途中にあり、その隣りには、三味線の大家として […]

谷崎潤一郎『秘密』ってどんな作品?登場人物やあらすじを詳しく解説

谷崎潤一郎作『秘密』の登場人物、あらすじを詳しく紹介するページです。作品の概要や管理人の感想も。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 『秘密』の登場人物 私秘密の生活を持つことに快楽を感じ、人目のつかない浅草のある寺に住み始める。 T女かつて上海を旅行する汽船の中で「私」と関係を持っていた女。 『秘密』のあらすじ  私はある気まぐれな考えから、自分の周りにいる人々から遠ざかり、浅草にある真言宗のあ […]

谷崎潤一郎『刺青』ってどんな作品?登場人物やあらすじを詳しく解説

谷崎潤一郎の処女作である『刺青』の登場人物、あらすじを詳しく紹介するページです。作品の概要や管理人の感想も。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 『刺青』の登場人物 清吉人々に持て囃されている若い腕利きの青刺師。決めた人にしか青刺を施さず、構図と費用は自分で決める。針で刺される人々のうめき声を聞くのが好きで、美女の肌に自分の魂の作品を彫り込むことを夢見ている。 娘十六、七歳の清吉の馴染の芸妓の妹分 […]

谷崎潤一郎『痴人の愛』ってどんな話?作品の内容を詳しく解説

 1924年から1925年にかけて発表された谷崎潤一郎の長編、『痴人の愛』を紹介します。真面目なサラリーマンであった「私」(河合譲二)は、十五歳の女給だったナオミを引き取り、自分の理想の女に育てようとします。しかしナオミの淫蕩な本性が徐々に姿を現すにつれ、「私」はナオミの性的な魅力に支配されていきます。発表当時、このような奔放な女性(あるいはその生き方)をさす、「ナオミズム」という流行語が生みださ […]

谷崎潤一郎『痴人の愛』詳しいネタバレあらすじ

谷崎潤一郎作『痴人の愛』のあらすじを、章ごとに詳しく紹介するページです。 リンク ※簡単なあらすじ、登場人物紹介はこちら(『痴人の愛』トップページ) ※ネタバレ内容を含みます。 一  私は、八年前に浅草の雷門の近くのカフエエ・ダイヤモンドで給仕をしていたナオミに出会いました。その時彼女は十五歳で、私は二十八歳でした。「ナオミ」という西洋人のような名前の響きと、美しい顔立ちが私の気をひきました。   […]