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2020年7月

ギ・ド・モーパッサン『テリエ館』の登場人物、あらすじ、感想

『テリエ館』は1881年に発表されたモーパッサンの短編小説です。前年に発表された『脂肪の塊』によって名声を高めていたモーパッサンの、文壇での地位を確固たるものにした作品です。フランス北部の海辺の街フェカンにある娼館に勤める娼婦たちを主人公にした、賑やかで華やかな雰囲気の小説です。このページでは、『テリエ館』の登場人物、あらすじ、感想を紹介します。 脂肪の塊・テリエ館 (新潮文庫) ※ネタバレ内容を […]

サン=テグジュペリ『星の王子さま』の登場人物、あらすじ、感想

 『星の王子さま』は、1943年に発表された、パイロットとしても知られるフランス人作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説です。 第二次世界大戦中、偵察隊として軍隊に召集されていたサン=テグジュペリは、ナチス・ドイツによる侵略でフランスが降伏したため、アメリカへ亡命しました。『夜間飛行』や『人間の土地』などの作品により、すでに作家としてのキャリアを積み上げていたサン=テグジュペリは、亡命先で […]

ギ・ド・モーパッサン『テリエ館』の詳しいあらすじ

ギ・ド・モーパッサン作『テリエ館』の章ごとの詳しいあらすじを紹介するページです。 脂肪の塊・テリエ館 (講談社文庫) ※ネタバレ内容を含みます。 ※簡単なあらすじ、登場人物、感想はこちら 1  フェカンの街にあるテリエ館は、もともと宿屋を経営していた夫婦が、叔父から遺産として譲られて開いた娼家でした。夫の方は二年後に卒中で死に、寡婦となった妻のマダムは、常連客に何度も言い寄られましたが、何一つ浮つ […]

ギ・ド・モーパッサン『脂肪の塊』の登場人物、あらすじ、感想

 『脂肪の塊』は、1880年に発表されたギ・ド・モーパッサンの短編小説です。母親が友人であった自然主義文学の巨匠フローベールと師弟関係を結んでいたモーパッサンは、若い頃から小説家としての技術を身につけていました。彼が30歳の頃、複数の作家が書いた普仏戦争を舞台とする短編小説から成る作品集『メダンの夕べ』に作品を出すこととなり、そのために書かれたのが、この『脂肪の塊』でした。『メダンの夕べ』が発表さ […]

サン=テグジュペリ『星の王子さま』の詳しいあらすじ

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作『星の王子さま』の詳しいあらすじを紹介するページです。 星の王子さま (集英社文庫) ※簡単なあらすじ、登場人物、管理人の感想はこちら ※ネタバレ内容を含みます。 「ぼく」が描いたボアの絵  画家になる夢を抱いていた六歳のぼくは、象を飲み込んだボアの絵を描きました。しかし、その絵は、誰に見せても帽子にしか見られませんでした。そのためぼくは、今度は象を飲み込んだ […]

中島敦『山月記』の登場人物、あらすじ、感想

 『山月記』は、1942年に発表された中島敦の短編小説です。大清帝国(1644年〜1912年)の時代に集められた説話集『唐人説薈(とうじんせつわい)』を下敷きとして書かれており、詩人を目指しながら、自尊心を捨てることができずに才能を浪費し、虎の姿になってしまった男の胸中が語られる作品です。  横浜高等女学校で教員として働いていた中島敦は、国語と英語の授業を行う傍らで、この小説を書き上げました。持病 […]