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日本文学

谷崎潤一郎『細雪』の登場人物、あらすじ、感想

 『細雪』は、1943年から1948年にかけて発表された谷崎潤一郎の長編小説です。 1886年に日本橋に生まれ、幼い頃から秀才として頭角を表していた谷崎潤一郎は、東京帝国大学在学中に執筆した『刺青』での輝かしいデビュー以来、『痴人の愛』、『春琴抄』、『卍』といった、当時としては衝撃的な内容の作品を次々に発表し、明治末期から昭和初期にかけての近代文学における一時代を築いた大文豪です。 『細雪』は、太 […]

谷崎潤一郎『細雪』(下巻)の詳しいあらすじ

谷崎潤一郎作『細雪』の中巻のあらすじを詳しく紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※他の部分のあらすじはこちら上巻  中巻 ※全体の簡単なあらすじはこちら 沢崎と雪子の見合い  幸子に呼び寄せられて東京を出立し、以来四ヶ月も蘆屋に住んでいた雪子は、本人も帰るつもりもなくなって関西に根を下ろしたようになっていましたが、六月になると、珍しく鶴子から縁談の知らせが届きました。 その相手は […]

谷崎潤一郎『細雪』(中巻)の詳しいあらすじ

谷崎潤一郎作『細雪』の中巻のあらすじを詳しく紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※他の部分のあらすじはこちら上巻  下巻 ※全体の簡単なあらすじはこちら 洋行を希望する妙子  盛りの時期を越した庭の花を幸子がむしっていると、お春がやって来て、奥畑が訪れて来たことを知らせました。 三十一、二歳になっていた奥畑は、以前より肥満し、紳士らしくなっていました。しかし幸子は、奥畑が花街に出 […]

谷崎潤一郎『細雪』(上巻)の詳しいあらすじ

谷崎潤一郎作『細雪』の上巻のあらすじを詳しく紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※他の部分のあらすじはこちら中巻  下巻 ※全体の簡単なあらすじはこちら 薪岡家の四人姉妹  大阪船場に店舗を構え、大正時代に全盛を極めた薪岡家の次女幸子は、三女雪子、四女妙子とともに、演奏会に行くための準備をしていました。 先に身支度をした雪子は、幸子の一人娘の悦子につかまって、階下でピアノの稽古を […]

坂口安吾『夜長姫と耳男』の登場人物、あらすじ、感想

 『夜長姫と耳男』は、1952年に発表された坂口安吾の短編小説です。 飛騨山脈の名峰乗鞍岳の麓の里を舞台とし、美しく純粋でありながらも残酷な夜長姫と、その夜長姫を守る御神仏を彫るために集められた彫工・耳男の物語です。坂口安吾の芸術観がよく表現されている作品で、『白痴』、『桜の森の満開の下』などと並ぶ代表作の一つとなっています。 このページでは『夜長姫と耳男』の登場人物、あらすじ、感想を紹介します。 […]

太宰治『饗応夫人』の登場人物、あらすじ、感想

 『饗応夫人』は、1948年(昭和23年)に発表された太宰治の短編小説で、心身をすり減らしてまでお客をもてなさずにはいられない一人の戦争未亡人の姿が、家に住み込む女中の視点で描かれた作品です。 このページでは、『饗応夫人』の登場人物、あらすじ、感想を紹介します。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 『饗応夫人』の登場人物 奥さま福島県の豪農の生まれ。本郷の大学の先生であった夫と世間を知らずにのんび […]

坂口安吾『青鬼の褌を洗う女』の登場人物、あらすじ、感想

 『青鬼の褌を洗う女』は、1947年に発表された坂口安吾の短編(中編)小説です。 妾として生きることを望まれて育ち、さまざまな男を渡り歩く女を描き、坂口安吾の作品の中でも傑作と称されています。 このページでは、『青鬼の褌を洗う女』の登場人物、あらすじ、感想を紹介します。 リンク 『青鬼の褌を洗う女』の登場人物 サチ子語り手。妾の子として生まれる。自分のことを溺愛しながら、妾になるように勧める母親を […]

坂口安吾『青鬼の褌を洗う女』の詳しいあらすじ

坂口安吾作『青鬼の褌を洗う女』の詳しいあらすじを紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※もっと簡単なあらすじ、登場人物紹介、感想はこちら(『青鬼の褌を洗う女』トップページ) 妾となることを望まれて育ったサチ子  三月十日の東京大空襲で、上野公園に逃げて助かったサチ子は、その二日後に人がたくさん死んでいる隅田公園に行き、母親の死骸を見つけました。その死骸は全然焼けておらず、生きていた […]

太宰治『グッド・バイ』の登場人物、あらすじ、感想

 『グッド・バイ』は、1948年に発表された太宰治の小説です。 朝日新聞社から連載小説の依頼を受けた太宰治が、不朽の名作『人間失格』を書き終えた後の、1948年の5月から書き始められた作品です。十三話から成り、そのうちの第一回から第十回までの原稿を朝日新聞社に渡した後、太宰治は愛人の山崎豊栄と玉川上水に入水し、自殺を遂げました。その後第十一回から第十三回までの原稿が残されているのが発見され、未完の […]

坂口安吾『桜の森の満開の下』の登場人物、あらすじ、感想

 『桜の森の満開の下』は、1947年に発表された坂口安吾の代表作です。 「桜の森は恐ろしい」と思われていた大昔の鈴鹿峠に住んでいた一人の山賊と、その山賊にさらわれてきた美しくも残酷な女との物語が描かれた作品です。 評価が非常に高く、人気もあり、しばしば日本の短編小説の最高傑作にも数え上げられる作品の一つで、これまでに映画化、舞台化、漫画家など、数多くの派生作品を生み出しています。 このページでは『 […]