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2019年5月

ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』の登場人物

『デイヴィッド・コパフィールド』トップ 『デイヴィッド・コパフィールド』のあらすじはこちら デイヴィッド・コパフィールド 全5冊 (岩波文庫) デイヴィッド・コパフィールド 主人公。物語の語り手。父親の死後に産まれた。母親のクレアラと、手伝い娘のペゴティーに育てられ、幸せな幼少期を送るが、クレアラが厳格な信仰心を持つミスター・マードストンと結婚すると、虐待を受け、それに反抗したのをきっかけにセーラ […]

太宰治『親友交歓』の登場人物、あらすじ、感想

 一九四六年に発表された、太宰治の短編『親友交歓』の紹介です。この作品は、東京で罹災して津軽に帰郷している「私」が、小学校の同級生であった男の訪問を受ける話です。その男は、「私」の家に入り込み、女房のお酌で酒を飲ませろと言ってきます。「私」はその男のことをかすかに覚えているだけでしたが、「軽薄な社交家」であるがゆえに、彼に酒を振舞います。しかし段々と彼の傍若無人ぶりに拍車がかかり、「私」はそれをい […]

太宰治『ヴィヨンの妻』詳しいネタバレあらすじ

『ヴィヨンの妻』トップ 一  あわただしく玄関をあける音で、私が眼を覚すと、夫が荒い呼吸をしながら、何かを探していました。夫は私に「坊やはどうです。熱はまだありますか?」と珍しく優しい言葉をかけました。坊やは今年四歳になりますが、栄養不足のせいか、夫の酒毒のせいか、病毒のせいか、よその二歳の子供よりも小さく、言葉の覚えも悪く、病弱でした。夫は、いつもなら、坊やが熱を出しても、お医者に連れて行ったら […]

井上靖『敦煌』の登場人物、あらすじ、感想

 1959年発表の井上靖の長編小説『敦煌』は、11世紀の中国を舞台にした歴史小説です。当時の中国であった宋の西方では、チベット系民族の李元昊(りげんこう)が率いる西夏が、この地の覇権を握ろうとしていました。西夏はもともと宋の地方組織でしたが、次第に勢力を増すと、1036年に宋の支配下であった沙州(現在の敦煌)へと兵を進めて制圧し、その翌々年に李元昊が皇帝を名乗り建国します。  沙州はシルクロードの […]