文学ブログ

作品紹介、ときどき詳しいあらすじ、ときどき感想

ドストエフスキー『賭博者』の詳しいあらすじ

ドストエフスキー作『賭博者』のあらすじを詳しく紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ルーレテンブルクで合流した、アレクセイと将軍の一行  家庭教師のアレクセイ・イワーノヴィチは、雇い主の将軍らの依頼により、パリで四千フランの資金を調達したあと、二週間ぶりにドイツのガジノのある街ルーレテンブルクに戻り、三日前にやってきていた将軍たちと合流しました。  将軍は、先立った妻との間にできた […]

森鴎外『じいさんばあさん』の登場人物、詳しいあらすじ、感想

 『じいさんばあさん』は、一九一五年に発表された森鴎外の短編です。江戸、天明期における文人、大田南畝(おおたなんぽ)が記した随筆『一話一言』に収録されている史料をもとに書かれた歴史小説で、麻布竜土町に隠居してきたひと組の老夫婦が経た、三十七年間にも及ぶ苦難の過去が描かれます。あまり知られていない作品ですが、高校国語の材料として使われることも多いようです。 このページでは、『じいさんばあさん』の登場 […]

スタンダール『赤と黒』(第二部)の詳しいあらすじ

スタンダール作『赤と黒』(第二部)の詳しいあらすじを紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※第一部の詳しいあらすじはこちら パリに着いたジュリヤン・ソレル  ジュリヤンは、郵便馬車へ乗り込み、パリへと向かいました。同乗は、レーナル家の家を安値で落札したサン=ジローと、レーナル氏の幼馴染で今は絶交しているファルコスでした。亡命貴族や聖職者を国に呼び戻したナポレオンを批判したサン=ジロ […]

スタンダール『赤と黒』(第一部)の詳しいあらすじ

スタンダール作『赤と黒』(第一部)の詳しいあらすじを紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※第二部の詳しいあらすじはこちら レーナル氏の家庭教師になったジュリヤン・ソレル  ドゥー川に面したフランス東部の町ヴェリエールの町長レーナル氏は、釘製造工場を持っており、その工場で儲けた金で、つい最近石造りの屋敷を建てたばかりでした。 彼は自分の地所を増やし、石垣でそれを囲うほどに隣近所から […]

ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』の詳しい登場人物、キャラクター紹介

ルイス・キャロル作『鏡の国のアリス』の登場人物、キャラクターを詳しく紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※簡単な登場人物、キャラクター紹介、あらすじ、感想はこちら(『鏡の国のアリス』トップページ) ※『鏡の国のアリス』の章ごとの詳しいあらすじはこちら アリス七歳半の少女。飼い猫のキティたちと遊んでいる間に鏡の中の世界に入り込み、チェス盤のように区切られたその世界をポーン(歩兵)の […]

ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』の登場人物、詳しいあらすじ、感想

 『鏡の国のアリス』(Through the Looking-Glass, and What Alice Found There)は、一八七一年に発表されたルイス・キャロルの作品です。 一八六五年に発表された『不思議の国のアリス』(Alice’s Adventures in Wonderland)の続編で、鏡の中の世界に舞いこんだアリスは、チェス盤のように区切られた世界を進みながら女王 […]

森鴎外『堺事件』の登場人物、詳しいあらすじ、感想

 『堺事件』は、一九一四年に発表された、森鴎外の歴史小説です。 一八六八年、無許可で上陸したフランスの水兵たちを、当時堺の町を取り締まっていた土佐藩の歩兵隊が銃撃して殺害し、その罪を問われて切腹した事件を題材にした作品です。この事件は、明治天皇がフランスの公使への謝意を表したり、伊藤博文が事件の解決のために奔走したりと、日本政府が初めて経験した大きな外交問題のひとつであったようです。切腹の際、藩士 […]

ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』の章ごとの詳しいあらすじ

ルイス・キャロル作『鏡の国のアリス』(Through the Looking-Glass, and What Alice Found There)の章ごとの詳しいあらすじを紹介するページです。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 ※簡単なあらすじ、登場人物、キャラクター紹介、感想はこちら(『鏡の国のアリス』トップページ) ※詳しい登場人物、キャラクター紹介はこちら 1 鏡の家  アリスの飼い猫ダイ […]

森鴎外『阿部一族』の登場人物、詳しいあらすじ、感想

 『阿部一族』は、一九一三年に発表された森鴎外の短編小説です。 江戸時代初期、熊本藩初代藩主である細川忠利の一周忌に、家臣である阿部権兵衛が自分の髻(ちょんまげのことです)を位牌に添えて投獄されたことで、他の兄弟をはじめとする阿部一族が屋敷に籠城し、細川家に仕える武士たちによって討ち取られた事件を題材にした作品です。鴎外が数多く残した歴史小説の中でも代表的な作品で、この時代に生きた武士たちのすさま […]

森鴎外『うたかたの記』の登場人物、詳しいあらすじ、感想

 『うたかたの記』は、一八九〇年に発表された森鴎外の短編小説です。 鴎外のドイツ三部作(他の二作品は『舞姫』と『文づかい』です。)と呼ばれる、主にドイツを舞台とした初期作品の二番目に当たり、ミュンヘンに留学中の画学生・巨勢と、数奇な人生を辿り美術学校のモデルとなっている少女マリイとの、儚い運命が描かれます。 作中に登場する国王は、実在したバイエルン国王のルートヴィヒ二世です。彼は建築や音楽に金を惜 […]