芥川龍之介『犬と笛』ってどんな作品?あらすじや登場人物を詳しく解説
芥川龍之介作『犬と笛』の登場人物、あらすじ、感想を紹介するページです。 リンク ※芥川龍之介のオススメ作品はこちら 『犬と笛』の登場人物 髪長彦(かみながひこ)大和国葛城山の麓に住む若い木樵(きこり)。顔かたちが女のように優しく、髪も長かったので、髪長彦と呼ばれていた。笛が上手で、山で笛を吹くと鳥や獣が周りに来て、その音色を聴きにくる。 葛城山(かつらぎやま)の足一つの神青い勾玉を沢山ぶら下げた、 […]
芥川龍之介作『犬と笛』の登場人物、あらすじ、感想を紹介するページです。 リンク ※芥川龍之介のオススメ作品はこちら 『犬と笛』の登場人物 髪長彦(かみながひこ)大和国葛城山の麓に住む若い木樵(きこり)。顔かたちが女のように優しく、髪も長かったので、髪長彦と呼ばれていた。笛が上手で、山で笛を吹くと鳥や獣が周りに来て、その音色を聴きにくる。 葛城山(かつらぎやま)の足一つの神青い勾玉を沢山ぶら下げた、 […]
芥川龍之介作『蜘蛛の糸』のあらすじ、感想を紹介するページです。作品の概要や管理人の感想も。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 ※芥川龍之介のオススメ作品はこちら 『蜘蛛の糸』の登場人物 御釈迦様蓮池を覆う蓮の葉の間から犍陀多を見つけ、蜘蛛の糸を垂らす。 犍陀多(カンダタ)人を殺したり家に火をつけたりと、様々な悪事を働いた大泥棒。道ばたを這う蜘蛛を踏み殺すのを躊躇い、助けたことがある。 『蜘蛛の糸 […]
『玄鶴山房』(げんかくさんぼう)は、1927年1月に発表された芥川龍之介の短編小説です。この一年ほど前から、芥川龍之介は、胃潰瘍、神経衰弱、不眠症などを患い、心身ともに変調をきたしていました。その影響もあってか、暗いテーマが扱われた、全体に重苦しい雰囲気が漂う作品となっています。 『河童』、『歯車』、『或阿呆の一生』など、芥川龍之介の晩年の作品は、自殺を念頭に書かれたものが多く、この『玄鶴山房 […]
『芋粥』は1916年に発表された作品で、芥川龍之介のペンネームで発表されたものとしては、『羅生門』、『鼻』に続く三作目となります。前二作と同じく、古典を題材とした「歴史もの」のうちの一つで、『宇治拾遺物語』に含まれる説話を典拠としています。 この作品の主人公は、四十歳を超した風采の上がらない五位(平安朝における位)です。五位は、からかわれても怒らないため、人々から軽蔑されていました。そんな五位 […]
1916年発表の『鼻』は、平安時代の説話集「今昔物語集」と、鎌倉時代の説話集「宇治拾遺物語」を題材とした短編小説で、芥川龍之介にとっては『羅生門』に次ぐ二作目にあたる作品です。顎の下まで垂れ下がる五、六寸の鼻の長さを気に病み、さまざまな方法で鼻を短く見せようと画策する高僧・禅智内供が、この物語の主人公です。彼は、とある方法で鼻を短くすることに成功し、自尊心を回復しますが、以前にもまして、周囲 […]
『羅生門』は、一九一五年、芥川龍之介が東京帝国大学在学中の二十三歳の時に発表されました。初めて芥川龍之介のペンネームを用いて出版された作品です。発表当時は注目されることがなかったものの、次作『鼻』が夏目漱石に絶賛され、芥川龍之介が一躍文壇の寵児となってからは、代表作として現在まで親しまれています。 この作品は、平安時代の伝承を集めて作られた『今昔物語』を題材としています。舞台となっている平安京 […]
芥川龍之介の晩年の代表作『河童』の登場人物、あらすじを紹介するページです。作品の概要や解説、管理人の感想も。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※芥川龍之介のオススメ作品はこちら 『河童』の登場人物、キャラクター 僕(この物語の書き手)精神病院院長S博士とともに、第二十三号の話を聞く。 S博士精神病院の院長。第二十三号を診る。 僕(精神病院の第二十三号)ある精神病院の患者。河童の国に行ってきたという […]