ロバート・ルイス・スティーヴンソン『宝島』の詳しいあらすじ

ロバート・ルイス・スティーヴンソン作『宝島』(Treasure Island)の章ごとのあらすじを紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※もっと簡単なあらすじ、登場人物紹介、感想はこちら(『宝島』トップページ) ※『宝島』の詳しい登場人物一覧はこちら 第一部 老海賊 第一章 ベンボウ提督邸の老水夫  一七××年、少年ジム・ホーキンズの父親が経営する宿屋であるベンボウ提督邸に、頬に刀 […]

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の登場人物、詳しいあらすじ、感想

 『カラマーゾフの兄弟』は、1879年から1880年にかけて発表された、フョードル・ドストエフスキー最後にして最大の長編小説です。 俗物の父親フョードルの元に生まれた、ドミートリイ、イワン、アレクセイという三兄弟、そして私生児スメルジャコフを中心としたカラマーゾフ家に起こる悲劇を通して、神はいるのか、不死は存在するのかといった根源的な問題を投げかける作品です。 文学史にとっての黄金期と言われる19 […]

アントン・チェーホフ『桜の園』の詳しいあらすじ

アントン・チェーホフの代表作『桜の園』の詳しいあらすじを紹介するページです。ネタバレ内容を含みます。 リンク ※もっと簡単なあらすじはこちら(『桜の園』トップページ) 第一幕  五月のある寒い明け方、桜の園と呼ばれる有名な領地を持つ名門の屋敷で、裕福な商人のロパーヒンは、外国で五年間も過ごしていたこの家の女主人ラネーフスカヤ夫人の帰りを待っていました。 ロパーヒンの父親は、ラネーフスカヤ夫人の父親 […]

フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(エピローグ)の詳しいあらすじ

 『カラマーゾフの兄弟』のエピローグでは、ドミートリイの有罪が決定した裁判を終えた登場人物たちの「その後」が描かれます。 アレクセイは囚人病棟に送り込まれたドミートリイを訪れ、譫妄が悪化したイワンが提案していた脱走計画について語り合います。そのドミートリイをめぐるカテリーナとグルーシェニカの対立も、それまでのいがみ合いとは異なった形へと変化しています。 最終盤では、命を落としたイリューシャの葬式で […]

坂口安吾『夜長姫と耳男』の登場人物、あらすじ、感想

 『夜長姫と耳男』は、1952年に発表された坂口安吾の短編小説です。 飛騨山脈の名峰乗鞍岳の麓の里を舞台とし、美しく純粋でありながらも残酷な夜長姫と、その夜長姫を守る御神仏を彫るために集められた彫工・耳男の物語です。坂口安吾の芸術観がよく表現されている作品で、『白痴』、『桜の森の満開の下』などと並ぶ代表作の一つとなっています。 このページでは『夜長姫と耳男』の登場人物、あらすじ、感想を紹介します。 […]

フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(第四部)の詳しいあらすじ

 エピローグを除くと最終部となる『カラマーゾフの兄弟』の第四部は、ドミートリイが連行されてから二ヶ月が経った後、主に公判の前日からの話となります。まずは終盤にかけて重要な役割を果たす少年コーリャが登場し、仲違いをしていたイリューシャの病床に現れます。ドミートリイの逮捕を受けたイワンは、スメルジャコフのところへ通い詰め、事件の真相へと迫ります。アレクセイ、グルーシェニカ、カテリーナら、その他の主要登 […]

フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(第三部)の詳しいあらすじ

 『カラマーゾフの兄弟』の第三部は、ゾシマ長老の死により悲しみに打ちひしがれたアレクセイと、グルーシェニカを手に入れるために奔走するドミートリイを中心に進行します。 物語は、フョードルが何者かに殺されるという急展開を迎え、推理小説の様相を呈しながら加速していきます。第二部までの難解さは、ここへきてやや鳴りをひそめ、それまで苦労して読んできたことが嘘のように、ページをめくる手が止まらなくなるような感 […]

太宰治『饗応夫人』の登場人物、あらすじ、感想

 『饗応夫人』は、1948年(昭和23年)に発表された太宰治の短編小説で、心身をすり減らしてまでお客をもてなさずにはいられない一人の戦争未亡人の姿が、家に住み込む女中の視点で描かれた作品です。 このページでは、『饗応夫人』の登場人物、あらすじ、感想を紹介します。 リンク ※ネタバレ内容を含みます。 『饗応夫人』の登場人物 奥さま福島県の豪農の生まれ。本郷の大学の先生であった夫と世間を知らずにのんび […]

フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(第二部)の詳しいあらすじ

 『カラマーゾフの兄弟』の第二部は、さまざまな人物のもとを訪れるアレクセイの一日を中心に物語が進行します。この作品の核とも言うべき箇所で、特にイワンの語る「大審問官」と、ゾシマ長老が息を引き取る間際の説法は、ドストエフスキーの神に対する考え方の揺らぎがそのまま表現されていると言っても過言ではないでしょう。 この作品中最も読むのに苦労する箇所ですが、ここをしっかり読み込むほど、第三部から急加速する物 […]

フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(第一部)の詳しいあらすじ

 『カラマーゾフの兄弟』の導入部とも言うべき第一部は、フョードル、ドミートリイ、イワン、アリョーシャといった物語の中心を成すカラマーゾフ家の人々や、スメルジャコフやグルーシェニカ、カテリーナ、ゾシマ長老などの重要な役割を果たす登場人物たちの生い立ち、関係性が語られます。 大きく物語が動くのはまだまだ先ですが、この一癖も二癖もある人々の個性が描き出される数々のエピソードを読むと、これからとてつもない […]